協会の専門家が伝える情報サイト
協会総研

協会ビジネスに最も重要な理念と経営とは?

協会の理念と経営

協会と言えども「ビジネス」なので、理事長の経営手腕が協会の発展に大きく影響します。

とは言え、協会は株式会社とは違います。同じに「営利」を目的としても、その運営方法のポイントは異なります。

実は、協会運営で一番大切なポイントは、「理念」になります。

会社経営でも、理念は必要です。営利だけを追求する理念のない企業は、いずれ歯車が狂い始めます。会社と経営者、社員すべてが、理念を追求することはとても大切なことです。

けれども、会社の理念と協会の理念は、少し性格が違います。大事にする優先順位が違ってきます。

ここでは、そういった協会ビジネスに必要な理念の考え方について、詳しく見ていきます。

1. 理念とは?

よく耳にする「理念」という言葉の意味はどのようなものでしょうか?

  • 「理念」の意味

理念とは、「ある物事について、こうあるべきだという根本の考え」のことを言います。

そして、哲学の世界では、「純粋に理性によって立てられる超経験的な最高の理想的概念」と訳されます。

  • 「経営」の意味

経営とは、「事業の目的を達成するために、継続的かつ計画的に意思決定を行って実行に移し、事業を管理・遂行すること」と訳されます。

  • 「理念経営」の意味

従って、理念経営とは、「事業の目的を果たすための決め事」となります。

1-1. 理念を毎回語る

協会総研では、理念は、「協会設立の目的」「協会設立の思い」としています。

協会の理事長は、会員や受講生と接する際に、理事会で理事など協会のスタッフと顔を合わせる度に、あらゆる角度から理念を語りましょう。

「あの理事長、また理念の話をしている」と、クドイと思われるくらいで丁度いいです。

毎回、毎回、色々な方向から理念を語ってください。

そうすることで、理事やスタッフ、講師陣、会員や受講生が、理念を意識するようになります。

そして、それは自分のためでもあります。何度も口にすることで、理念を大事にする自覚が芽生え、理念100%な生き方をする人間になっていきます。

2. 株式会社と協会の違い

2-1. 株式会社(会社経営)

利益を追求する会社では、顧客が支払ってくれる商品やサービスを追求します。

顧客は、会社が提供する商品やサービスに満足を求め、お金を支払ってくれます。会社にとって大事なことは、商品やサービスを顧客がどう評価してくれるかということです。

また、利益を出すことで株主に配当することが命題の株式会社にとっては、会社を存続させ、利益を出し続けることが求められます。

従って、仮に本業の業績が悪くなった場合には、生き残りをかけて、まったく別の新規事業に着手することがあります。

2-2. 協会ビジネス(協会運営)

一方、協会ビジネスでは、会員が支払ってくれる会費や受講料で運営されています。

会員や受講生は、協会の「理念」に共感を覚えた結果、お金を支払ってくれています。

協会にとって大事なことは、理念や姿勢を会員や受講生がどう評価してくれるかということになります。協会の会員や受講生は、顧客であって顧客でない存在です。言わば、“こちら側”の仲間です。

理念というのは、人生において中心に据える非常に大切なことになります。

すなわちそれは、「協会は会員や受講生の人生を一旦を担っているもの」となります。

従って、そういうメンタリティであるため、協会というのは受講生が集まらないからといって、根幹の講座を簡単に変えてはいけないのです。

2-3. 最後まで理念を追求する

「ゴーイング・コンサーン」と言って、一度始めたら止めてはいけない。最後まで理念を追求する、という覚悟が必要になります。

「会社経営」と「協会運営」のこの本質的な感覚を大事にしてください。

従って、これから協会を作ろうとしているならば、会員や受講生から共感を得られる理念を考えるところから始めることをお勧めします。このプロセスを後回しにしてはいけません。

すでに協会をつくって運営されているならば、共感を得られる理念がしっかり文章化されて、関係者全員に知れ渡っているかどうかを改めてチェックしてください。

理念を追求することが、素敵な協会を作るために一番大切なことになります。

3. 協会ビジネスは「理念」に共感してもらうことを目的とする

協会ビジネスでは、損得を訴求しないようにしましょう。

一番意識しなくてはならないことは、あくまでも「理念」です。

3-1. 損得を訴求してはいけない

協会ビジネスで損得を訴求すると、一時的には受講生の集客はうまくいきますが、長期的には息切れをしてしまい、価値を生み出せなくなります。

協会ビジネスでは、損得を打ち出さないようにしてください。苦しくても、理念を追求し、理念を唱えましょう。

3-2. 協会LOVEの受講生を集める

「協会を愛してくれる受講生」「協会と苦楽を共にしてくれる会員」を集客し、育成することを心がけましょう。

ワクワクさせる協会の理念をつくると、「協会LOVE」な受講生が集まります。そして、集まった受講生は、日々その理念を聞くことで、さらに協会LOVEな気持ちになります。

感動させる理念を作ることが、協会ビジネス成功の王道です。

4. 損得を訴求してはいけない

なぜ、損得を訴求するといけないのでしょうか?

4-1. お金に興味ある人が真っ先に集まる

損得を訴求すると、お金に興味ある人が真っ先に集まります。

「お金に興味がある人」とは、ビジネスが好きな人です。そのような属性の人は、目立つ人なので、探しやすいです。

また、ビジネスに積極的な人たちなので、いち早くビジネスを構築できます。

そもそもコミュニティを持っているかもしれません。
マーケティングに長けているかもしれません。
リーダーとして魅力のある人かもしれません。

瞬発的に受講生を集めるには優れているので、とても頼もしい存在です。

4-2. 損得を訴求した結果、深刻な事態に陥った

拡がるスピードが速いというメリットがありますが、脆く崩れてしまうというデメリットもあります。

受講生のタイプ

お金に興味ある属性の人のところには、お金に興味がある人が集まります。しかし、世の中全体を見渡すと、特に女性で「講師になって稼ぎたい!」と思う人は、4%にも満たないのです。(協会総研調べ)

すると、どうでしょう。ビジネスが得意な人はビジネスが得意な人は集められるのですが、ただ習いたいだけの属性の人を集め、育成していくというのは得意ではない人がほとんどです。

その結果、講師になりたいと思う人ばかりの組織になり、安易な受講生「探し」を始めてしまい、地に足つけて「見込み客づくり」をしなくなります。

そうすると、なかなか受講生が集まらなくなり、ビジネスとしての興味が薄れてきます。

4-3. 理念に重きをおかないと

それでも、認定講師(インストラクター)が、協会そして理事長と理念を共有できているならいいのですが、そもそも訴求が「損得」であったため、理念を共有できていない場合には離れていきます。

「もっと稼げる協会」へ、会員を連れて移動してしまいます。

そうならないように、理念を訴求するようにしょう。

5. まとめ

協会ビジネスでは、「理念を追求する」ということが、「経営理念」です。

そして、目先の利益を求めるのではなく、いつも理念に沿った運営ができているかを確認することを優先順位の一番にしましょう。

協会ビジネスでは利益を優先するのではなく、理念を全うすることを優先させましょう。

だからと言って、協会は利益が出ないのかというと、まったくそうではありません。協会という性質上、理念を追求した方が利益が出やすくなります。

会社経営は、利益を出すために営業します。利益を出して、株主に配当するのが目的だからです。会社ではそのために理念が必要になります。理念経営で社員の歩みを合わせます。

協会運営では、理念を追求します。利益を上げて、協会を発展させるために、理念を追求します。理念に共感してくれる会員や受講生を集め、理念に沿った生き方をしてくれる会員や受講生を育成していきます。

なので、協会運営をビジネスライクに行ってしまったり、理念を疎かにしてしまうと、具合が悪くなってしまいます。

この「会社経営」と「協会運営」における理念の優先順位の違いに気をつけてください。

協会総研
吉村司 吉岡岳彦

無料PDF|協会が気になりだしたら最初に読む本

サンプル

 

協会とはどんな組織でしょうか? 協会と聞いて、どんなイメージがするでしょうか?

本書では、協会総研に寄せられるよくある質問をもとに、「協会ビジネスとはなにか?」その本質を詳しく解説していきます。

実際の協会立ち上げ事例を通じて、協会ビジネスのポイント、いわゆる“勘所”をお伝えできればと思います。

☆ 無料ダウンロードはこちら ☆





メールアドレス (必須)

PDFをダウンロードしていただいた方に協会総研発行メールマガジン「受講生LOVE・協会LOVE」を配信させていただきます。

配信頻度: 週1回程度
受講生LOVE: 受講生のために協会を運営すること。
協会LOVE: 受講生に支持・共感される協会になること。
協会を作ったり、資格講座を作ったりすることに関心のある方のためのメールマガジンです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です