協会の専門家が伝える情報サイト
協会総研

協会の理事長の仕事とは?【2つの視点から探る】

協会の理事長の仕事

「理事長」は、通称です。法律用語では、「代表理事」になります。これは会社の代表を「社長」と呼ぶのを同じで、正式には「代表取締役社長」となります。

私たち(協会総研)は、理事長の最大の仕事は「理念を作ること」としています。

受講生が聞いたら感動して涙を流すような、そんな協会の理念を作ることが一番の仕事だと考えています。従って、理事長のサポートをする際には、この理念を作ることに力を注ぎます。

協会の受講生や会員の皆さんは、理事長やその他の理事、スタッフが、理念に従って行動しているか、その姿勢を評価します。

ここでは、協会の理事長とはどのような存在なのか、仕事や心構えについて触れながら見ていきましょう。

1. 協会の理事長とはどういう存在なのか?

協会の理事長は、受講生(会員)と「相思相愛」の関係にあります。

もしそのように協会運営ができていなければ、それは正しい協会運営のレールから外れていることを意味します。

理事長は「受講生LOVE」を、受講生は「理事長LOVE」「協会LOVE」を強制するではなく、自然とできている信頼関係を築けることが望ましいです。

さて、自分は今まで理念に生きるような人物ではなく、理事長にふさわしくない存在なのかと考えてしまう人がいるかもしれません。

でも、それは大丈夫です。日々理念を口にしていると、生き方自体が首尾一貫した理念を自分軸に据えた生き方に変わっていくものです。

理事長が理念を作り、その理念によって一番変わっていく存在が理事長になります。そして、理念を生活の中心に据えることは、生きていて「楽」です。

企業は戦いの中で生き抜くことを使命としますが、協会の運営というのは、競争ではなく「共創」になりますので、誰と争うことでもなく、自分の生き方を全うすればいいのです。とても幸せな生き方になります。

2. 協会の理事長の仕事にはどのようなものがあるのか?

理念を作ることが協会の理事長の最大の仕事になりますが、それ以外にも、協会の運営のトップとして押さえておかなければならないことがたくさんありますが、具体的には以下の項目になります。

  • 登記の仕方
  • 理事会のつくり方
  • 事務局の育て方
  • 資格講座のつくり方
  • 料金の設定の仕方
  • 講師の育て方
  • コミュニティのつくり方
  • 情報発信の仕方
  • 集客マーケティングの仕方
  • 商標・著作権などの守り方
  • 資金の集め方
  • 専門家(税理士など)活用法
  • 企業などとの付き合い方
  • 理事長の心得

これらの項目は、『人気の協会の作り方 13の方法と1つのメンタリティ』で1つひとつ詳しく紹介していますので、そちらをご覧ください。

このような協会を運営していくポイントを、理事長はすべからく押さえておくと良いでしょう。わからない点やご質問などありましたら、下部のコメント欄からお気軽にメッセージを送ってください。

3. 理事長のメンタリティ

協会の理事長も、企業の社長も、ともに組織のトップで変わりありません。しかし実際には、かなりの違いが生じます。それに伴い、メンタリティが大きく変わってきます。

3-1. 社長と理事長との大きな違い

株式会社のオーナーは、株主です。
協会を構成するのは、社員(拠出者)です。

株主は、(本質的には)株価と配当に興味があります。つまり、お金に興味を持っています。

一方、協会の社員には、配当を受け取る権利がありません。社会を良くするために協会の発展を願い、出資してくれた人です。その拠出金は、協会が解散するときに戻ってきますが、それを楽しみにしている社員はいません。

※ ここでいう「社員」とは、一般社団法人の設立時社員のことで、社会通念上の会社の社員とは異なりますので、ご注意ください。

詳しくは、『一般社団法人における社員の立場と役割のまとめ』で解説しているのでそちらをご覧ください。

また、協会の理事長は、自らの理念に沿った事業そのものに興味を持っています。お金ではなく、理念を実現することの方が大切に思っているメンタリティがはたらきます。

3-2. 社長と理事長の力の源の決定的な違い

企業の社長の力の源は、オーナーという点にあります。

社長は、オーナーという力を通じて、役員の人事権も経営や業務遂行も自由に決めることができます。また、社長自身の進退も自分の意思で決めることができます。その会社の中で、一番会社のことを知っている存在が社長であり、自分の所有物になります。

一方、理事長の力の源は、理事や会員からの支持になります。

協会の理事長は、設立時社員(拠出者)の任命によって決まります。社員総会の議決で任命されます。

このメンタリティの違いは、その行動に大きな変化をもたらします。ワンマンでマネジメントできる存在なのか、それとも理事や会員の支持を受けているのかをいつも感じて仕事をしているわけですので、行動の優先順位、意思決定の手順などが変わってきます。

ただし、業界団体のような協会ではなく、小さな協会においては、設立時社員が「私」で、その「私」が理事に「私」を任命するということをする場合が多くあります。

この場合には、協会のオーナーも代表も「私」が務めますので、会社のオーナー社長のような力を持つことがあります。

4. まとめ

株式会社の「株主」と協会の「社員」の違いが、「社長」と「理事長」の違いを生むことになります。

株式会社では、社長が筆頭株主、つまり「オーナー」であることが多いです。

協会の理事長は、公益性のある組織の運営者というメンタリティです。中小企業の株式会社オーナーが抱く「所有者」という意識は、少し薄れます。

協会の理事長は、自らが抱く「理念」を実現させることを最優先で考えられる存在になり、それを忠実に行っていくことをライフワークにできる存在です。

「利益追求型」の会社経営者の考え方ではなく、「理念追求型」の協会の理事長を目指してください。

協会総研
吉村司 吉岡岳彦

無料PDF|協会が気になりだしたら最初に読む本

サンプル

 

協会とはどんな組織でしょうか? 協会と聞いて、どんなイメージがするでしょうか?

本書では、協会総研に寄せられるよくある質問をもとに、「協会ビジネスとはなにか?」その本質を詳しく解説していきます。

実際の協会立ち上げ事例を通じて、協会ビジネスのポイント、いわゆる“勘所”をお伝えできればと思います。

☆ 無料ダウンロードはこちら ☆





メールアドレス (必須)

PDFをダウンロードしていただいた方に協会総研発行メールマガジン「受講生LOVE・協会LOVE」を配信させていただきます。

配信頻度: 週1回程度
受講生LOVE: 受講生のために協会を運営すること。
協会LOVE: 受講生に支持・共感される協会になること。
協会を作ったり、資格講座を作ったりすることに関心のある方のためのメールマガジンです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です