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人気のある協会とは?4つのメリットと7つのよくある質問

人気のある協会とは?

協会とはどんな組織でしょうか?

協会と聞いてどんなイメージがするでしょうか?

ざっくりと捉えれば、協会も一般の会社と同じようなものです。

しかし、実際に準備や運営を始める段階になると、協会には協会の独特な方法やそのあり方があることに気づきます。一般の会社とは本質的にまったく異なった存在であることに気づくと思います。

協会の本質を見誤って、株式会社で行うビジネスのように捉えてしまうと、せっかく協会を立ち上げても上昇気流には乗れずに、すぐに息切れしかねません。

ここでは協会を作る上での4つのメリットと7つのよくある質問を見ていきたいと思います。これらの質問を一つひとつ確認していくことで、協会ビジネスの本質が見えてきます。

1. 協会とは?

よくある質問を見ていく前に、そもそも協会とは一体どのようなものなのかを確認していきましょう。

1-1. 協会のタイプには7つの型がある

協会には7つのタイプがあります。まずは、協会のタイプを見ていきましょう。

  • カルチャースクール型
  • 資格講座型
  • フランチャイズ型
  • 業界支援型
  • 検定試験型
  • サークル型
  • ビッグデータ型

協会の理念や性質、背景によって、丁度いい「型」があります。この型が合わないと、うまく回らなくなります。

協会の型に関しては『正しく協会を立ち上げる7つの設立方法』で詳しく解説しています。こちらも合わせて読むと、協会のことをより理解できます。

1-1-1. フランチャイズ型だけではない

フランチャイズ型

協会を初めて立ち上げるとき、多くの人が誤解してしまうのは、「協会ビジネス=フランチャイズ型」ということです。

これにはここまで協会が流行ってきた背景に、新家元制度などに代表される「講師を育成させるビジネスモデル」があります。

インストラクターの資格を取って、受講生の中から自分と同じようにインストラクターの資格を取る受講生を育てようという考え方に基づいた協会運営です。

ところが、今あなたが自身の協会を立ち上げようと思っているように、ある協会でインストラクターの資格を取っても、独立をしていく会員が生まれることもあります。

誤解を恐れずに言えば、「自分の協会を立ち上げたい」という志の高い人ほどそう思います。

その協会で培った知識やスキルに加え、これまでの経験、さらに新しいスキルを身につけた結果、「新しい資格講座」を作りたくなることがあるでしょう。

1-1-2. 直営型でうまくいくことが多い

資格講座型フランチャイズ型でうまくいかない、徐々にうまくいかなくなってきたという場合には、資格講座型という方法があります。

協会というと、フランチャイズ型をよく目にしますが、実は、資格講座型でうまく回っている協会もたくさんあります。

資格講座型は、別名「直営型」や「ソムリエ型」と呼ばれていますが、その名の通り、資格講座を根幹のサービスとして、本部直営の運営を行います。日本野菜ソムリエ協会などがそれに該当します。

フランチャイズ型では、独立したインストラクターが独自の講座を開講していきますが、資格講座型では、本部が主催した講座を本部が指名した認定講師で開催していきます。

1-2. 協会に向いている業界や業種

協会に向いている業界や業種を見ていきましょう。協会のあり方は様々あります。

1-2-1. 教育関係

知識やスキルなど、専門性の高い内容や特別な分野や技術を教える講座などがこれに該当します。資格講座を受講してもらい、認定証や修了証を発行します。

日本アロマ環境協会や日本オリーブオイルソムリエ協会などの資格講座型の協会などがこれに該当します。

1-2-2. 検定試験

漢字検定や英語検定など、あるいは京都検定や阪神タイガース検定などのように、検定試験を行い合格者を認定する協会がこれに該当します。

1-2-3. 審査、格付け

企業や団体に対して、ある専門の審査基準を設けてランキングをしている団体がこれに該当します。

広告審査協会や日本食肉格付協会などがそれに当たります。

1-2-4. 業界団体

東京都個人タクシー協会や日本食肉協会のように、当該業界の底上げを図るために全員で力を合わせていこうとする団体がこれに該当します。

もともとはこのような業界団体が協会を名乗ることが多かったので、従来型の協会とも言えるでしょう。

1-2-5. ビッグデータ型

ビッグデータ型は業界団体の協会の一部になりますが、最近いくつかこのスタイルで誕生しています。

業界の発展のために作られる協会という点では変わりありませんが、その愛好者を集めることで、会員の企業を募ります。

日本唐揚協会のように、「◯◯好きの人」のデータを集めてマーケティングに生かしていく団体になります。

1-3. 協会の収益

資格講座型の協会を例にとって説明すると、協会の収益は、主に「講座の受講料」になります。協会の型によって様々な収益がありますが、講座を開講する協会の場合には、講座の受講料が中心の売上になります。

それ以外にも、協会の収益には、「資格認定料」「更新料」「テキスト代」「ライセンス使用料」「会費」「教材費」、その他物販からの収益があります。また、場合によっては、協会を立ち上げて発展させた経験を生かして、「コンサルティング費」などの収益も得られるかもしれません。

協会の収益、つまりはビジネスモデルを構築する際には、その業界の相場観を加味して、これから行う協会はどのような状態が最適なのかを鑑みてください。

いずれにしても、協会本部は受講生予備軍が受けたくなるよな講座をつくり、マーケティングしていくことが大事です。さらに、受講生がより上位の講座を受けたくなるよう講座と仕組みをつくりあげることが大切です。

永続的な運営ができるように外見を整えていきましょう。

1-4. 協会のメリット

協会をつくることは、とても素敵なことだと考えています。協会というあり方のメリットをみていきましょう。

1-4-1. 理事長の思いがカタチになる

理事長になるあなたが、これまでに培ってきた情報やスキルを広く世の中に知らしめることが自分のミッションだと気づいたとき、その思いをカタチにするのに最良な方法が協会というスタイルになります。

1-4-2. つながりを大事にできる

これからの時代は、物質的なことよりも「人とのつながり」を大事にする時代になると言われています。理念を共有できている仲間の集うコミュニティを主宰できることは、とても心が満たされることでしょう。

1-4-3. お金でないやり甲斐がある

達成感や貢献欲というのは、報酬を受け取るよりも高次な欲求と言われています。自分のスキルが世の中の人ためになるものを仕組み化でき、社会に受け入れられることは、本当に素晴らしいことです。

特に、社会起業家を目指される方には、協会というスタイルがピッタリ合うものと考えています。

1-4-4. 大きく拡がる

一個人事業主として活動するよりも、協会の理事長として活動する方が、相手の受け取り方が変わってきます。あなたの話を相手がより真剣に受け止めてくれます。

それはこちらの「覚悟」の度合いが変わることなのかもしれません。その意思が伝わるのかもしれません。

そういう強い意志で接すると、不思議と協力者が現れてくるものです。こちらの本気度で状況や環境を変えることができます。

2. 協会の作り方 7つのよくある質問

協会の作り方を一つひとつ学び、確認していくことで、正しく、堅実な運営ができるようになります。

以下に挙げたものがよくある質問になりますが、どれも大事なポイントになります。

  • 協会をつくると、どんなにいいことがあるのですか?
  • 協会と会社の違いは、どのような点ですか?
  • 協会の理事長とは、どんな存在ですか?
  • 今までしてきたことは協会に向いていると思いますか?
  • 協会になったら、自分がどう変わっていきますか?
  • 受講料はどのように設定したらいいですか?
  • 協会はどうやってつくったらいいですか?

2-1. 協会をつくると、どんなにいいことがあるのですか?

2-1-1. 相思相愛になる

例えば、ある分野の専門的な知識が身につく認定講座型の協会を立ち上げた場合に、理事長が「提供したい」と思うことを、受講生さんたちは「習いたい」というとても美しい関係が成立します。

従って、理事長は受講生が良くなることを日夜思い、受講生はその理事長や協会の思いを受け取って貢献する気持ちが養われます。

一部の業界団体などでは、認定講座のない会員組織になり、このような関係でないこともあります。けれども、協会ビジネスと謳った際には、概ね、理事長と受講生の「相思相愛」の関係が成立するような運営を心掛けると良いでしょう。

2-1-2. リスペクトされ、ブランディングできる

協会を立ち上げると、その分野の第一人者としてのポジショニングが確立できます。その分野での「先生」としてのポジションが取れます。

これからは専門性が求められる時代にあって、その業界の「一番」として周知させられることは、その後のマーケティング上、非常に有利にはたらきます。

また、理事長は今まで一事業主の名刺で自己紹介していたところから、「◯◯協会の理事長です。」という協会の代表の名刺で自己紹介するのとでは、相手の反応が変わります。

自分の覚悟が変わることで、先方の受け取り方も変わってきます。

2-1-3. 「第2サッカー部はない」

これは比喩的な表現になりますが、学生時代の部活をイメージしてみてください。
もし入学した学校にサッカー部がなかったら、メンバーを募ってサッカー部をつくると思います。

しかし、すでにサッカー部があるならば、わざわざ第2サッカー部をつくることはしません。その元々あるサッカー部に入ればいいわけです。

協会でもこういったメンタリティがはたらきます。

望むもの、目指すものの違うサッカー部とフットサル部はできるかもしれませんが、一般の会社とは異なり、方向性が同じものである際には、競合ができにくいのが特長です。

2-2. 協会と会社の違いは、どのような点ですか?

2-2-1. 受講生は顧客ではない

会社にとってのお客さんは、顧客です。協会にとってのお客さんは、受講生になります。

会社と顧客の関係は、言わば、「厳しい関係」です。

飲食業を営んでいる人が、料理に髪の毛でも入っていようならば、お客さんは怒って、大きな問題になりかねません。

飲食業に関わらず、企業と顧客の関係は、ファンにはなってくれていても、常に相対した存在です。顧客は企業により良いサービスを求めます。

一方、協会と受講生の関係は、相対する関係ではなく、「こっち側の人」のような存在になります。

受講生はお金を支払ってくれるお客さんでありながら、もう一つの側面として、「一緒に協会を大きくしていくスタッフのような志しを同じくした仲間」でもあります。

従って、会社では顧客からの厳しいクレームがつきものですが、協会ではたとえ滞る事態が発生したとしても、受講生からの叱咤激励があっても、大きな問題になるようなクレームには発展しにくいのが特長です。

受講生は、「理事長さん、頑張って下さいよ」という具合に、こちらの手が行き届かない部分に理解を示してくれるものです。

2-2-2. 利益追求ではなく、理念追求を

企業は利益を求める「競争社会」にあります。市場を占有し、利益を上げるためにライバル企業と争います。

企業はその争いの間で、競争に敗れ、業績が悪化し、会社の存亡の危機にさらされることがあるかもしれません。会社を存続させるために、業態を変えることさえあります。

紡績会社が化粧品会社になったり、SNSコミュニティ会社がゲーム会社になったり、フィルム会社が製薬会社になるようなことが多々あります。

一方、協会では「ゴーイング・コンサーン」の原則があります。一度始めたら終わることができません。最後まで真っ直ぐ進まなければなりません。うまくいかなくなったときは、「解散」のときです。

収益が上がるからといって、アロマで始めた協会の主軸サービスが、食育の協会に変わっては受講生が困惑するのでやってはいけないのです。

ただし、途中で簡単に諦めることのできない大変さはありますが、ライバル企業と争うでもなく、ただ「協会が掲げた理念を達成させること」を考えればいいので、迷いがない分、心は穏やかでいられます。

2-2-3. 非営利団体も利益を追求して構わない

会社は営利団体です。協会は非営利団体です。この部分でよく誤解されるのですが、非営利団体でも利益を追求して構いません。

非営利団体もビジネスですので、大いに収益を上げて結構です。協会の発展は、やがて社会のためになります。大いに協会を拡大させ、多くの人に良い影響を与えてください。

そして、理事長も理事も、大いに報酬を受け取っていただいて結構です。たくさん税金を納めてください。

・営利と非営利の違いは?

営利団体と非営利団体の違いは、非営利団体は「利益分配をしてはいけない」という点です。

本年度は利益がたくさん出たからといって、理事に決算賞与のような分配をしてはいけないのです。同様に、拠出者(株式会社の株主のような者)に対して、配当を支払ってはいけません。

この違いだけです。

一般の企業ならば、出た利益は株主への配当になるのですが、株主のない非営利団体では、利益を翌年に繰り越すことになります。

また理事報酬は、1年間とか、一定期間を一定の額で頂くことになります。月度の利益に応じて、報酬が上下しては原則いけません。

・協会は理念追求

協会では利益を優先するのではなく、理念を追求した経営を目指してください。

理念なき利益主義で経営すると、報酬を優先した受講生やスタッフが集まります。一方、報酬で動く人の欠点は、より高額な報酬を目指して、さらにお金を受け取れる環境に移ってしまうことです。帰属意識が薄い場合が多いです。

報酬がメインではない理念に魅かれて集まるコミュニティにできれば、強固で将来性ある組織に育ちます。

協会は、より清らかで崇高な理念を共感してもらうことで、より素敵な協会へ育てていくことが大事です。

2-3. 協会の理事長とは、どんな存在ですか?

理事長とは、協会のトップのことです。会社でいうところの、社長に当たります。

社長の正式名称が「代表取締役社長」となるように、理事長の正式名称は「代表理事」になります。取締役会の代表が社長、理事会の代表が理事長になります。

2-3-1. 協会の理事長のスタンスは「相思相愛の中心」

理事長は円の中心会社組織では、社長は「ピラミッドの頂点」のイメージです。

リーダーシップを発揮して、組織を導く存在です。部下に対しては、トップダウンの指示をします。一方、協会の理事長は「円の中心」にいるイメージになります。

すると、どうでしょう?上からものを言うイメージとは異なり、受講生目線での発想になると思いませんか?

企業のトップが社員を思いやる感覚と、協会の理事長が受講生を思いやる感覚とは、少し違いがあります。その違いは小さいようで、意外と大きい違いになります。

このような感覚は、運営をしていくなかで随所に表れてきます。

「賃金」で成り立つ関係と「理念」で繋がる関係。
「報酬」で上がるモチベーションと「役割」で上がるモチベーション。

お金より先に理念があるから、献身的で協会愛の強いコミュニティが育まれていくのです。従って、協会の理事長は「理念100%」でいてください。理念100%の理事長を演じてください。

毎日理念を考え、受講生のことを思っていると、不思議と「そういう人間」になっていくものです。

とかく日本人は理念のようなものを考えてこなっかたので、初めは少し恥ずかしく感じるかもしれませんが、理念は協会のみならず、人生にとってもとても大切なことですので、しっかり考えてください。

2-4. 今までしてきたことは協会に向いていると思いますか?

メンタリティに関しても、協会向きな人と企業向きな人があります。自分はどちらに向いているか、確認してください。

2-4-1. 「受講生LOVE」を実行できる人

受講生のことを思いやれる人は、協会向きな人です。

お金よりも人との関わりを大事にできる人は、協会向きな人です。

2-4-2. 社会性ある人

社会性とは、言い換えれば、理念です。理念100%な人は、協会向きな人です。

自分のしてきたことを広めることで、社会に貢献したいと考えている人は、協会向きな人です。

2-4-3. オリジナリティある人

ユニークで専門性の高い知識やスキルを多くの人に知ってもらいたいと考える人は、協会向きな人です。

受講生LOVE、理念100%を実現しながら、オリジナリティを追求していけば、素敵な協会へと発展していきます。

2-4-4. 共存できる人

競争よりも、共存を望むことを考えている人は、協会向きな人です。

2-5. 協会になったら、自分がどう変わっていきますか?

協会を立ち上げるというのは、大きな決断が入るかもしれません。社会的な責任も感じるかもしれません。立ち上げ当初は、そういった今までとは違った戸惑いがあるかもしれません。

けれども、協会を立ち上げることは、基本的には良いことばかりです。

その最たるものは、やはり「理念追求型の人間になれること」だと思います。

日々、理念を口にしていくことで、そこに人が集まり、そして同じ方向を見据えて歩んでいきます。そうすることで、協会を大きくしていきます。

日頃その理念に共感し、感動している受講生を目の当たりにすれば、自ずと利益よりも理念に高い価値を感じられるようになります。

そのように、理念が中心にある協会づくりをすることで、首尾一貫した考え方ができるようになります。「自分軸」が固まってきます。

自分軸がしっかりとしているということは、リーダーにとって必要な要素であります。そういった理事長の言動に共感し、自分軸の備わった受講生が集まるコミュニティは、理念重視の強固な組織となります。

それは、さらに理事長自身がもっと高みに持ち上げてもらえるような力を生み出すことになるでしょう。

また、精神的なしんどさが少ないのも協会の良さです。売上中心の企業にいると、いつも数字に追われ、疲弊します。

しかしながら、協会の理事長というのは、いつも受講生のことを考えていて、受講生が良くなる応援をしているので、精神的に追い詰められるような事態にはなりにくいのです。

2-6. 受講料はどのように設定したらいいですか?

資格認定講座の受講料は、非常にデリケートです。慎重に熟慮し、決定してください。

安いからといっていいというわけではありません。高いから受講生が集まらないというわけでもありません。その資格認定講座の適正な価格があります。

その講座、あるいは資格の位置付けによっても価格は変わってきます。どのような層に向けてマーケティングをし、どのような層の受講生を集めたいのかによって変わってきます。

また、受講料がそのあり方を決めてしまうこともあります。

一般的には、講座の価格を下げれば、多くの人が集まりやすくなります。高額な講座にすれば、ある一定の層より上の人たちが集まります。

受講料以外にも、認定料、更新料、年会費、テキスト代など、協会の収益は様々ですが、受講料同様に世の中の協会や業界の習わし、理念の実現などを鑑みながら決定してください。

2-7. 協会はどうやってつくったらいいですか?

協会は誰でもすぐに設立できます。屋号で「◯◯協会」と名乗るだけで、もう協会の完成です。協会の質を問わなければ、誰でも簡単につくれます。

しかし、それでは本当の意味での協会ではありません。協会を設立するからには、理事長が達成したい理念に基づいた協会であることが大切です。しっかりと外見を整えた協会にしたいところです。

そのためには、受講生から見て、これからつくる協会がどう映るかを大切にしてください。

2-7-1. 任意団体で協会を作る

さて、上記のような屋号で名乗るだけの協会は、法律用語では「任意団体」と言います。

任意団体は登記をしない団体になります。大学のサークルや町内会のように、会費をとって運営していくような組織もこれに該当します。

2-7-2. 法人で協会を作る

商店街の八百屋さんは屋号で営業しているところが多いですが、支店を出したり、多角的に経営する場合には、会社をつくります。法人登記することで、社会的な信用度を得ます。そうすることで、取引先との関係が安定します。

それと同じように、協会も任意団体で運営するよりも、法人化することで社会的信用を得ることができます。

法人には、社団法人、財団法人、NPO法人などがあり、また株式会社や合同会社、合資会社、有限責任事業組合などでも協会を作ることが可能です。

その中でも、最近は「一般社団法人」で協会を作るケースが人気です。一般社団法人は公益社団法人よりも手続きが簡単で、財団法人のような多額の出資金(拠出金と言います)を必要とせずに設立が可能です。

また、株式会社と比べ、非営利団体の一般社団法人は、公益性が高い印象を受けますので、受講生から見て、資格を発行したり、認定したりする機関として相応しく感じられます。

一般社団法人とNPO法人の違いは、NPO法人では法務局に支払う申請に関する費用がかかりません。一般社団法人では最低でも12万円程度の費用はかかりますが、NPO法人ではそれが無料となります。

しかし、その分手続きが大変になります。一般社団法人は理事が一人からでも設立できるのに対して、NPO法人では10人の理事が必要になります。また、申請してから受理されるまで、一般社団法人は1週間ほどであるのに対して、NPO法人は数か月から半年程度かかります。

3. まとめ

大枠で捉えれば、協会も一般の会社と同じような組織になります。どちらも利益を求めて発展させることを目的としています。

けれども、実際には一般の会社とは本質的な部分で大きく異なります。

その最たるものは、協会は「理念経営」が非常に大切になることです。

協会という会員組織は、会社の社員組織とは違います。協会の会員という存在は、「顧客であって、顧客でない存在」です。言わば、「こっち側の存在」であり、「仲間」になります。

理事長を輪の中心にして、会員と相思相愛の「理事長LOVE」「協会LOVE」「受講生LOVE」の関係を築いていくことが何よりも大切です。

この協会経営の本質を見誤って、株式会社で行うビジネスのように経営してしまうと、せっかく協会を立ち上げたのになかなか上昇気流には乗れずに、失速しかねません。

繰り返しになりますが、正しい協会の経営には、「理念」が必要です。

講座受講日初日の朝、理事長から直接、協会設立の理念を聞き、受講生がその理念に感動して背筋がピンと伸びるような、そんな理念を作成してください。

協会総研
吉村司 吉岡岳彦

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協会とはどんな組織でしょうか? 協会と聞いて、どんなイメージがするでしょうか?

本書では、協会総研に寄せられるよくある質問をもとに、「協会ビジネスとはなにか?」その本質を詳しく解説していきます。

実際の協会立ち上げ事例を通じて、協会ビジネスのポイント、いわゆる“勘所”をお伝えできればと思います。

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