協会を会社のように運営するとうまくいきません。協会はビジネスではありません。
協会を立ち上げるためには『インストラクター(講師)養成講座』をつくって、フランチャイズ型(協会ビジネス)に展開する事業モデルしかない、と思われている人が多いです。
でも、それは大いなる誤解です。
協会が協会らしく美しくあるためには、むしろ、「先生」は養成しないほうがいいです。そもそも「先生になりたい」と思う人が来ない協会をつくったほうがいいです。
あなたの技術に興味がある人を集めないでください。お金に興味がある人を集めないでください。
あなたの思い(理念)やあなたの創る協会を心から愛してくれる会員(受講生)さんで溢れる協会にしてください。
ここでは協会の設立方法から、協会として美しく運営していくための手順を紹介します。
一つひとつの記事を読み深めていただければ、あなたのつくるステキな協会の未来予想図が描け、ワクワクしてたまらなくなるでしょう。
目次
1. 協会の全体像を把握する
協会も一般的な会社も同じような組織に見えますが、実際の準備することや運営の方法は大きく違ってきます。
まずは協会の全体像を理解して、協会設立のポイントを押さえておきましょう。
協会のポイントを理解する
こちらの記事を読むだけで、十分に協会とは何かがわかると思います。
>>『人気のある協会とは?4つのメリットを7つのよくある質問』
2. 協会を立ち上げる心構えを知る
協会とは、ある目的のためにみんなで協力しあって達成させたり、維持していく組織になります。
したがって、協会は理事長の思い(理念)を叶えるために存在するコミュニティです。理事長の理念に感動し、共感して集まる会員によって成り立つ組織です。
つまり、協会は利益を追求するのではなく、理念を追求する組織です。
ここでは、協会を立ち上げる意味と理事長がやるべきことを確認していきましょう。
協会を作る意味を理解する
協会の理事長の心構え
3. 正しく協会を立ち上げる
武道や茶道には、「守・破・離」という言葉があります。はじめは、師の教え通りにその技を習得し、ある段階に至っては自らの技を磨き、そして自らが師として新しい教えを伝えていく、という意味の言葉です。
協会の立ち上げには、「型」があります。その順序通り進めていくことが大事です。(それを見極めて正しく立ち上げないと、運営がうまくいかなくなってしまいます。)
協会のスタイルにも「型」があります。協会には7つの型が存在しますが、立ち上げても次第に立ち行かなくなるものも存在します。
いずれにしても、協会運営をビジネスのように捉えることだけは避けてください。会員さんにとっては、理事長さんの年収は何の関係もないことです。
同様に、協会では損得(メリット)を訴求しないでください。損得を訴求すると、ビジネスセンスのある会員さん(先生)ばかり集まって、理念が浸透しない協会になってしまします。
せっかく協会を立ち上げても、なかなか発展せず苦戦を強いられるということにならないように、正しく協会を立ち上げるための「成功パターン」と「型」を確認していきましょう。
協会の成功パターンとは?
協会の「型」を理解する
☑︎協会の立ち上げについて、より詳しく理解するために
協会が大きくなって、法人成りをする段階にきましたら、一般社団法人がおすすめです。協会は一般社団法人と相性がとても良いです。
一般社団法人について知ることで、協会の立ち上げに対する理解がさらに深まります。
4. 人気のある協会に成長させる
協会の講座に受講生を集客するために、できることは最大限やっていきましょう。
協会の会員さんは、主には「クチコミ」で集めることが大切です。会員さんの紹介やつながりの中で、同心円状に話を拡げていくイメージです。そのためには、クチコミを起こす仕組みをつくることが大事です。
さて、一方では、インターネットを効率よく使うことも必要です。そのためには、オフィシャル・サイト以外にも、このようなブログ・サイトも必要ですし、フェイスブックやアメーバブログなどのSNSも上手に活用してください。そうすることによって、よりたくさんの受講生を集客することが可能になります。
ここでは、受講生集客の方法をご紹介します。
講座に集客する
インターネットを最大限に駆使する
5. 協会を運営する
協会運営のカギを握るのは、「事務局」と言っても過言ではありません。
事務局というと、ただ問い合わせ先のような印象をもつかもしれませんが、協会が大きくなるにつれ、協会の事務局は業務全体に携わることになります。講座の案内にとどまらず、受講料などの受領、セミナー講師や会場の手配、会員さんのフォローなども事務局の仕事になります。
また、協会の講師も、一般のセミナー講師とは少々違ってきます。協会の発展のために大切なポイントなので、現状と照らし合わせながらじっくりと確認していきましょう。
事務局が協会運営の鍵を握る
協会の講師のあり方
協会独自のメソッドを守る
6. 協会に関する記事まとめ
その他にも、協会に関する知っておきたい知識がたくさんあります。
ここでは、協会のあり方に関する情報をいくつかまとめておきました。ご自身で協会を立ち上げるだけでなく、周りに協会を運営している人がいましたら、ぜひ読んでいただきたいと思います。
なお、協会に関する記事は、右下の「カテゴリー」から検索していただければ、これら以外にも面白い記事がたくさんあります。そして、今後もアップしていきますので、楽しみにしていてください。
協会の立ち上げをおすすめする理由
協会を教える人になる
協会総研
吉村司 吉岡岳彦