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商標権とは?わかりやすく解説します

商標権をわかりやすく説明します

商標とは、「誰がつくったった商品なのか?」「誰が提供しているサービスなのか?」ということを表すマークのことを指します。

登録商標には、「登録○○号商標」と表示できます。絶対にしなければならないものではありません。

もう一つ、登録商標のマークに、「®」があります。®マークとは、「Registered Trademark」のことです。

実は、これは、米国の連邦商標法上で規定されたものです。アメリカの法律で決められたものです。従って、日本においては、登録商標に®マークをつけることは義務づけられていません。

そういった分かっているようでちょっと難しい商標権について、ここでは登録商標の表示方法を確認しながら見ていきたいと思います。

1. 商標とは

商標とは、「誰がつくったった商品なのか?」「誰が提供しているサービスなのか?」ということを表すマークのことを指します。

例えば、「コカコーラ(Coca-Cola)」や「コーク(Coke)」は、ザ・コカコーラ・カンパニーが製造販売するものとして知られています。(日本の商標登録番号は、それぞれ第106633号、第421178号)

2. 商標の機能

商標を付すことで、その商品を識別するだけでなく、出所や品質保証まで示すことができます。そして、広告宣伝にまで、その範囲は広がります。

「コカコーラ」の商標は、コカコーラ社が製造し、いつも変わらぬ同じ味で、「ペプシコーラ」と差別化しています。そして、それを消費者に伝えることができます。

3. 商標の4つの役割

商標には、主に4つの役割があります。

  • 自他商品識別機能
  • 出所表示機能
  • 品質保証機能
  • 宣伝広告機能

3-1. 自他商品識別機能

自分の商品と他人の商品を区分する機能

3-2. 出所表示機能

同一の商標を付した商品は、常に一定の出所から流通されていることを示す機能

3-3. 品質保証機能

同一の商標を付した商品は、同一の品質を有していることを示す機能

3-4. 宣伝広告機能

商標によって自分の商品と他人の商品の差別化をはかり、消費者に自分の商品を買いたいという意欲を起こさせる機能

4. 商標用語

「R」「TR」「C」 の違いは、ご存知でしょうか?

ここでは、「R」「TR」「C」 のマークの持つ意味の違いを解説します。

4-1.  ® / (R)マーク 

「®マーク」とは、「Registered Trademark」を意味します。「登録商標」のことになります。

®マークは、米国の連邦商標法上で規定されたものです。米国商標法では、商標の損害賠償を請求するためには、「®マーク」をつけることが条件として規定されております。

一方、日本においては、登録商標に®マークをつけることは義務づけられていません。(商標法 第73条 参照)

「登録○○号商標」等の表示をすることが、努力義務として定められております。

しかしながら、「登録○○号商標」と書いてしまうと、すごく堅すぎる印象を与えます。そのような場合には、登録商標には、®マークを付するとよいでしょう。 

他人が無断で使用することを防止する効果があると考えられます。

尚、商標が出願中などで登録されていないのにかかわらず、®マーク表示をすると、それは虚偽表示として刑罰の対象となりますので、十分ご注意ください。

4-2.  ™ / TMマーク 

マーク」とは、「Trademark」を意味します。

Trademarkの略語であって、単に「商標」を意味するに過ぎません。従って、登録していない商標、例えば、出願前の商標や出願中の商標についても、™マークを付することができます。

4-3.  © / (C)マーク 

©マーク」とは、「copyright」意味します。

著作権に関する国際条約は2つあります。(C)マークは、その一つの『万国著作権条約』にあたります。

万国著作権条約のみに加入している国は、(C)マークの表示が方式要件を満足したものとの意味があり、表示しないと著作権を主張できません。

しかし、日本のようにもう一つの国際条約である『ベルヌ条約』に加入し、無法式主義を採用していれば、一切の手続きや記載をしなくても、著作権が発生します。

従って、日本においては、著作物には(C)マークを表示せずとも、創作した瞬間から著作権が発生することになります。

(C)マークの正しい書き方は、「© 著作権者 最初の公開年(後に更新年) 」であり、順番が違っても問題はありません。

尚、「Copyright」や「All Rights Reserved.」の記述は、(C)マークの意味を知らない人向けの補足説明であり、法的な意味はありません。

「Copyright」は著作権を意味します。
「All Rights Reserved」は、全ての権利を保有することを意味します。 

5. 登録商標を主張するには

登録商標であることを主張するには、上記のように、「登録第○○号商標」と記載しなければなりません。

けれども、そのように記載すると、なんだか堅すぎてしまう、または、パッケージのデザインを損ねてしまうといったこともあります。

そのような場合に®を付すことが、良い解決方法になります。

®を付すことは、「この商標を勝手に使ってはいけません」という意思表示の手段となります。他人が無断で登録商標を使用することを防止することができます。商標登録をするくらい大事なブランド名(商標)と考えていることをアピールする効果が期待できます。

5-1. 登録商標の位置

®を付す位置については、決まり事はありません。どこに付していても構いません。

ただし、®を登録商標よりも大きくしたり、登録商標よりも目立つようにしたりすると、登録商標の印象が変わってしまいます。

その場合、「登録商標を使用していない」と判断されてしまうこともあり得ますので、ご注意ください。

そして、もしそのように判断されてしまうと、せっかくの商標登録が取り消されてしまうことがありますので、ご注意ください。(商標法第50条)

あくまでも登録商標の脇役として付すようにしてください。現実には、登録商標の右上や右下に小さく付されます。

5-2. 登録商標の虚偽表示

登録されていない商標に®を付すと、虚偽表示となる可能性があります。(商標法第74条)

登録商標であっても、権利を取得していない商品やサービスに使用する場合には、それに®を付すのはお勧めできません。

例えば、こんな場合にも、虚偽表示になります。

「シャープペン」について商標を登録した場合には、®を付した商標を「ボールペン」に使用することはできません。

まだ登録が認められていない状態、例えば、出願中、審査中の商標に「®」を付すことも、虚偽表示に該当する可能性があります。

虚偽表示と判断されると、3年以下の懲役、または300万円以下の罰金に処せられるので、十分に注意してください。(商標法第80条)

「™」は、Trademarkの略語です。単に「商標」を意味するに過ぎません。そのため、登録していない商標や出願中の商標についても、「™」を付すことができます。

「®」のように、「™」を付したことだけを理由に、懲役または罰金に処せられることはありません。

™は、これを付すことで生活者への注意喚起となり、商標が一般的に広く使用されているうちに「普通名称化」してしまうことを防止するなどの効果を期待して、使用されるようです。

また、™を付すことで、法律上有利な効果は生じません。従って、自分が先に™を付した商標を使用していることのみを理由に、後から他人が商標登録してしまうことを防ぐことはできません。

また、商標が他人によって登録されている場合に、™を付しているからといって、それが商標権侵害を免れる理由とはなりません。

6. まとめ

商標とは、「誰がつくったった商品なのか?」「誰が提供しているサービスなのか?」ということを表すマークのことを指します。

個人、または企業が取得した登録商標は、「登録○○号商標」のように表示できます。

絶対にしなければならないものではありませんが、そのように表示することで、他人が無断で使用することを防止できます。

どちらかといえば、こちらの登録商標のマークの方が有名です。「®マーク」です。

®マークとは、「Registered Trademark」のことです。ところが、これは米国の連邦商標法上で規定されたものです。従って、日本の登録商標に®マークをつけることは義務づけられていません。

とはいえ、®マークを付することで、やはり他人が無断で使用することの防止に効果があります。商標を取得して、それぞれのビジネスの強みに最大限効果が期待できる使い方をしてください。

合わせて、過剰な表記は、刑法上の罰則規定にありますので、十分ご注意ください。

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