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協会の設立と相性がいい商標登録とは?

商標登録44

これからの社会は「働く」という概念が、今までのものとは違ってくるでしょう。

一般的には働くとは、企業にお勤めをして賃金をいただくというあり方を思い浮かべるかもしれません。

しかし、社会が多様化する世の中にあってその働き方も様々になり、必ずしもお勤めを求めない人たちが増えているのも事実です。

「協会」というスタイルをとって仕事にする働き方も、その一つになります。

例えば、セラピストさんが協会を設立して独自のメッソドを世の中に広めたいと考えた際に、それを法的に守れたら安心です。他人に使われないだけでなく、自分が使い続けられる権利を持てることでビジネスが安定します。

「協会ビジネス」というと、その中心にあるのが「資格講座」になります。資格講座で独自の理論を教えます。

せっかく資格認定講座を持つ協会を立ち上げても、商標を取らずに、それを教える独占的な権利がなければ、いつかそれを教えられなくなる可能性が残ります。

ここでは、協会に必要な「商標区分の第41類」について解説していきます。

1. 商標区分の第41類は、教育ビジネス向き

協会ビジネスというのは、「資格認定講座」が中心の役務(サービス)になっていることが多いです。

例えば、アロマのセラピストとして活動して経験を積んでいくうちに、独自のスキルや理論を見つけ出したとします。

すると、「商標登録」をして、そのノウハウやメソッドを他者に使われないように、独自のものとして保全したいと思うかもしれません。

そのような際には、商標区分の第41類の商標を取得し、それを法的に守ることができます。商標区分の第41類は、「教育、訓練、娯楽、スポーツ及び文化活動」に関しての商標登録となります。

2. 商標区分の第41類

商標区分の第41類は「教育、訓練、娯楽、スポーツ及び文化活動」関する下記の商品が該当します。

  • 当せん金付証票の発売
  • 技芸・スポーツ又は知識の教授
  • 献体に関する情報の提供,献体の手配
  • セミナーの企画・運営又は開催
  • 動物の調教
  • 植物の供覧,動物の供覧
  • 電子出版物の提供,図書及び記録の供覧,図書の貸与
  • 美術品の展示
  • 庭園の供覧,洞窟の供覧
  • 書籍の制作
  • 映画・演芸・演劇又は音楽の演奏の興行の企画又は運営
  • 映画の上映・制作又は配給
  • 演芸の上演,演劇の演出又は上演,音楽の演奏
  • 放送番組の制作
  • 教育・文化・娯楽・スポーツ用ビデオの制作(映画・放送番組・広告用のものを除く)
  • 放送番組の制作における演出
  • 映像機器・音声機器等の機器であって放送番組の制作のために使用されるものの操作
  • スポーツの興行の企画・運営又は開催
  • 興行の企画・運営又は開催(映画・演芸・演劇・音楽の演奏の興行及びスポーツ・競馬・競輪・競艇・小型自動車競走の興行に関するものを除く)
  • 競馬の企画・運営又は開催
  • 競輪の企画・運営又は開催
  • 競艇の企画・運営又は開催
  • 小型自動車競走の企画・運営又は開催
  • 音響用又は映像用のスタジオの提供
  • 運動施設の提供
  • 娯楽施設の提供
  • 映画・演芸・演劇,音楽又は教育研修のための施設の提供
  • 興行場の座席の手配
  • 映画機械器具の貸与,映写フィルムの貸与
  • 楽器の貸与
  • 運動用具の貸与
  • テレビジョン受信機の貸与,ラジオ受信機の貸与
  • レコード又は録音済み磁気テープの貸与,録画済み磁気テープの貸与
  • ネガフィルムの貸与,ポジフィルムの貸与
  • おもちゃの貸与,遊園地用機械器具の貸与,遊戯用器具の貸与
  • 書画の貸与
  • 写真の撮影
  • カメラの貸与,光学機械器具の貸与

3. 商標区分の第41類取得の手順

商標登録の手順について流れをご紹介します。

3-1. 何を商標登録したいか

まずは、何を商標登録したいかを決めます。そもそも何の権利を独占したいのかを考えます。合わせて、その商標を取得する意味も考えておきましょう。

商標を取る目的が「セラピストを守るため」であったのに、商標の権利を行使した結果、抵抗勢力から激しいバッシングを受けてしまっては本末転倒です。

3-2. 類似商標を検索する

つづいて、類似商標を検索します。

同じ、または似た商標がすでに存在していないかを調べます。すでに商標として登録されている類似のものがあれば、費用をかけて商標が取れないという結果に陥ります。

上記の費用以上に困ることがあります。協会の名前です。

例えば、自分が見つけたメソッドであっても、先に商標を取得されている人や会社があったり、あるいは、自分が最初に見つけたつもりでいたけれども、実際には違っていたなどのことを知らずに、協会名にその名前をつけてしまっては、後から訴えられてしまうことがあります。そして、改名を余儀なくされることがあります。

そうならないように、類似商標を十分に確認しておきましょう。これはとても大事なチェックになります。

3-3. 特許事務所に相談

その後、特許事務所に相談します。登録可能性を推測し、出願をするという流れです。

およそ6ヵ月後に結果が出ます。

商標登録の流れについては「商標登録の費用と手順を徹底解説!」に詳しく書いていますので、参考にしてください。

4. 商標登録の費用

商標登録の費用には、出願時と登録時にそれぞれ必要になります。

  • 出願時印紙代: 1区分の場合 12,000円
  • 登録時印紙代: 1区分の場合 21,900円(5年登録)/37,600円(10年登録)

別途、特許事務所の報酬が必要になります。

[特許情報プラットフォームのHP]

5. 商標の行使と対処法

晴れて商標登録が完了し、独自のメソッドを独占して使用出来る権利を取得できた後、勝手にそれを名乗った人や団体がいたときには、その権利を行使できます。

5-1. 対処法

多くの場合、悪意のあるケースは少ないでしょう。従って、いきなり喧嘩腰に対処しても得るものは少ないです。

例えば、「受講して正式に資格を取り、堂々と活動してはどうですか」と提案するようなソフトな対応が望まれます。その際に、経験者ということで敬意を表して、受講料を割引するのもよいでしょう。

それでも改まらない場合には、警告文書を出しましょう。

警告文書を出すときの注意点としては、「権利の所在」を明確にして、「商標登録番号」と「権利者名」を明示してください。

侵害が発生する可能性があるように見えるので注意を促す、という態度で侵害の防止を図ることが良いでしょう。

6. まとめ

協会ビジネスの主力商品は、「資格講座」になります。

私たちが理事長さんのための協会運営の講座をする時には、『資格講座の作り方』が人気講座になります。

協会ビジネスというのは、中心に資格認定をする講座を置いて、「タテ展開」「ヨコ展開」そして、「水平展開」させながら、立体的に講座を作り上げることをお伝えしています。

協会ビジネスの認定講座は、ユニークでオリジナルな講座にしなければなりません。その魅力に受講生さんが集まってくるからです。

講座に魅力がなければ、多くの受講生さんに感動を与えられず、人気の協会にはなりません。

講座のユニークさというのは、受講生さんを笑わせることではありません。その講座で習うことが「他では学べない独自のノウハウ」であることです。それがオリジナリティです。

その際に、その独自のノウハウを守るために商標登録があります。そして、主に講座や商品を守るために、第41類という区分の商標があります。

永続してそのアイデアを使用し続けるために商標が必要とあれば、それを取得し、安心を得られると良いでしょう。

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