協会ルネサンスでは、先にグッズやノベルティをつくることを推奨しています。というか、ロゴ同様、最優先に考えています。
よくロゴ同様、グッズも後回しにしてしまいがちですが、じつは、これらがつくるブランドイメージがとても大きいので、はじめにつくります。
グッズを先につくる
突飛なことを言って、みんなを驚かせようとしているのではありません。私自身がこれまでに協会やコミュニティをいくつもつくりましたが、ロゴを入れたグッズやノベルティを先につくるところからはじめました。
そのほうが世界観を伝えやすく、また、一体感や差別化を生むからです。そしてなによりも、そのほうが自分も会員も楽しいからです。
グッズもアイデンティティになる
ワインのソムリエの場合
ワインのソムリエさんは、ブドウをモチーフにしたソムリエのバッジを大切にします。
私の知り合いのシニア・ソムリエさんは、一度このバッジをなくしたときにパニックになったと言っていました。それほどあのバッジに誇りを感じ、勲章になっています。
外から見ても、このバッジがないとただの人にしか映りませんが、このバッジがあることで、難しい試験に合格した資格を持っている人と高く評価されます。したがって、アイデンティティになっているのです。
野菜ソムリエの場合
野菜ソムリエさんもそうです。黒いエプロンと赤や緑、紫のスカーフがアイコンになっています。白いブラウスの上にあの衣装を着ている「あの仲間に入りたい」と思うので、人気の協会になっています。
アイコニックなあの見え方があるので、コミュニティの魅力が増す
アイコニックなあの見え方がなければ、“仕事”に活かそうとする人だけの小さな協会で終わっていたことでしょう。ロゴやモチーフ、グッズ、ノベルティは、強烈なブランドイメージを植えつけます。
「視覚が9割」という言葉があるように、目で見えるものは読むものと違って、一瞬で多くの情報を届けられます。そして、「あれが欲しい」を生み出せるのです。
まとめ
あなたがこれから協会をつくるのならば、自負自身でロゴとグッズの価値を高められるといいです。もしあなたの協会が伸び悩んでいるのならば、これまで習ったこととは逆な方法で回してみてください。これまで力を入れてこなかったことを優先してみてください。
シュテルン・コンサルティング
吉岡岳彦