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協会の真実【協会ルネサンス】

ビジネスの世界でこれまで成功してきた人は、おおよそ目標達成型な人です。論理的に考えることが得意で、頭が整理されている人です。成功哲学や普遍的な名著は、極めてそちら側の視点で努力した人が成功するように書かれています。

ところが、モノが溢れ、スペックで違いを出せない時代になると、これまで良いとされてきたことをどんなにやっても、なかなか良い結果として表れなくなりました。

感性が個性(差)をつくっている今の時代、その歪みが出てきています。論理的に積み上げたものが、かえって差別化できないものを生み出してしまっているのです。要するに、みんなで同じものをつくってしまっているのです。それは自ら「レッドオーシャン」の中に飛び込んでしまっています。レッドオーシャンとは、競争激化の市場のことです。

「論理的に正しいとされる解は、みんなが導き出す解」と言えます。正解を探ろうとすると、同じように正解を探る人たちと同じ答えに到達します。つまりは、ライバルがひしめき合ったところで、同じような商品で立ち向かうことになるのです。

それでもファーストペンギンならば、「一番手の法則」で一抜けできるかもしれませんが、二番手以降の人たちは、次々とマネて追いかけてくる人たちと争い、蹴落としていかなければならないため、その戦いのなかで、利益も、体力も、心も奪われ、疲れ果ててしまうのです。一生懸命やった挙句、値引きして、ライバルとひたすら戦うことに陥るのです。

今はそういう時代だと理解してください。通り一辺倒なサービス、型にはめたビジネスをやっても、まず、うまくいかないと思ってください。それは、もちろん協会もそうです。ちょっと工夫が必要になります。

今から協会を立ち上げる人は気をつけてくださいね。世の中から似たように映る協会は、求められません。人気のある協会にするには、新しさが必要です。

なので、「協会ルネサンス」が必要になります。新しい視点が必要になります。協会の組み立て方も協会の魅せ方も新しいスタイルに改革しましょう。

協会をつくりたい方は、感性が豊かな人だから

協会をつくりたい方の多くは、五感をつかったもの手先をつかったものなど、専門的な知識以外に専門的なスキルがあることが多く、つまりは、感性(センス)の優れた人です。

このような感覚派の人たちに、これまでの教科書どおりのアドバイスをしても、あまり良い方向に向かわないということがあります。感覚に導かれて生きている人には、論理的にビジネスモデルを構築する話はどうも馴染まないようです。こんがらがってしまうことがあるようです。

たとえるならば、卒業証書授与式の壇上で歩く際に、右手と右足が一緒になってしまうように、無意識ではできることなのに、頭で考えさせられるとバランスを崩してしまうことに似ています。

この感覚は、私もよくわかります。私の場合は、そもそもが論理的なタイプだったのですが、いつのときも成長の段階で感性を磨く環境で過ごすことになり、そして、40歳をまたぐ2年間セミリタイアしたのをきっかけに、以降、感性に従って生きることにして、それを実践しています。

そういう人に対して、論理的な思考で積み上げることに、あまり意味を持たないということがあります。

たとえば、ロゴ

たとえば、スタートアップしてみた。でも、ロゴがダサいとします。

そんなダサいロゴだったら、やる気にならない。というか、そもそもやる意味がない。

この感覚は、論理的思考100%の人にはわからないかもしれません。その証拠に、スタートアップ・サイエンスでロゴをつくりましょうという話はおもいっきり後回しになります。あるいは、しません。

私は何かスタートアップするときには、決まって、ロゴからつくります。フォントとカラーを選んでロゴタイプを決め、必要に応じてロゴマークをつくります。

それはコンセプトからイメージを膨らませることもあれば、ロゴをつくって、そこからストーリーテリングをすることもあります。

つまり、ロゴが先なのです。なぜならば、ロゴがアイデンティティだからです。

改善案のひとつ

これは僕自身の反省を込めて言いますが、これまで協会のつくり方を尋ねられたとき、一度も「ロゴからつくりましょう」とは言ってきませんでした。僕もロゴを後回しにしていたか、あるいは、伝えてきませんでした。

でも、実際に自分事で考えてみると、ロゴを見せながらストーリーを話すほうが100倍楽しいわけです。断然、ワクワクします。お行儀のいい理念の文章を読ませていただくよりも、ロゴのほうがストレートに思いが伝わります。ロゴはブランドそのものです。

ロゴひとつとっても、これだけの意味合いの差を生むわけなので、従来のどおりのコンサルティングをすることに、無理が生じてきているのだと思います。

スタートアップが一部の優秀なビジネスパーソンだけのものではなくなり、誰でもビジネスができる時代になっている今、組み立て方を考えるタイミングだと確信しています。それが「協会ルネサンス」です。

 

シュテルン・コンサルティング
吉岡岳彦

 

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